最近はありがたいことに企業でセミナーをさせていただくこと増えました。
講義をさせていただくと、
「お客様にそこまで聞いてはいけないと思っていた」とか
「お客様にそのようなことを話そうなんて思ったこともなかった」
と、目からウロコでした!とおっしゃる方もいます。
どのようなことかというと、例えば、プライベートなことであったり、家族のことであったり、仕事のことなど。
また、自分のプライベートなことを話すなんて、いけないかと思ってた、と言われます。
20年前、ルイ・ヴィトンに入社した頃の私もまさにそう思っていた一人なので、とてもよくわかります。
確かに、今会ったばかりのお客様に対して、いきなり唐突にプライベートな話に踏み込むのは、あまり良くないかもしれません。
でも、今目の前にいるお客様がどんなライフスタイルを送っていて、どんなシーンでこの商品を使うのだろうか、と想像することができなければ、お客様にその未来を想像していただくことすらできないですよね。
商品の提案で大切なことは、お客様に『未来を想像させる』ということです。
お客様が「休日に使いたい」「休日に着たい」だけでは、薄っぺらい提案になってしまいますよね。
なんとなく休日のイメージであるカジュアルなものを提案するだけになってしまうかもしれません。
このお客様が、休日どのような過ごし方をされる方なのか。
ジムに行くのかもしれませんし、趣味でゴルフをされる方かもしれませんし、ドレスアップして演劇の鑑賞をする趣味があるかもしれません。
仕事の情報も同じ。
どのような仕事なのか、勝手にスーツで通勤するイメージを持つのではなく、もしかしたら自宅でリモート勤務かもしれないですし、カジュアルな私服でする仕事かもしれません。
月に3〜4回はスーツを着てクライアントさんに会う必要がある仕事かもしれません。
お客様のビジネス、ライフスタイル、好みなど深く聞いてこそ、パーソナルな提案ができるのです。
お客様に喜んでいただくため、お客様の期待以上の提案をするため、そのために聞かなくてはいけないですよね。
「一番人気です」「一番売れています」と言った、誰にでも表面的に伝えられる無難なフレーズを使った提案ではなく、目の前のお客様に深く届く提案をするために必要なことです。
ぜひ恐れず『DARE(デア)』のマインドを意識していただけたらと思います。
皆様にとって明日も素敵な1日でありますように。
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