top of page

未来をイメージさせられるか




1つ前の記事では

「独りよがりになっていないか」

商品知識の語りについて書きました。


販売や接客の現場において

商品知識は基本であり、皆さま

研修や自主的にも勉強していたりします。


知識がないことで、接客自体に自信が

持てず、声がけが怖くなってしまったりと

影響も少なからずあるはずなので、

知識はあるに越したことはありません。


どの素材が使われているのか、

この機能はどんな特長があるのか・・・


これらの情報を頭に入れておくことは確かに重要です。


ただ、その知識も全てはお客様に

「どんな未来を届けるか」のため。


お客様が商品を選ぶとき、

それは単に「物を買う」という

行動ではありません。


その商品を購入することで

得られる便利さ、心地よさ、

時には夢。


そういった未来の変化や、

価値を手に入れたいのです。


例えば、バッグを販売するなら


その素材がレザーであることや、

撥水加工が施されていることを

伝えることはできても、


===============

雨の日の憂鬱さが軽減されたり、

仕事帰りの急な雨でも安心できる

===============


そのバッグを購入した後の未来を

イメージさせられるかが重要なの

です。


素材や機能を伝えるだけではなく

その先にあるストーリーを描き、

それをお客様と共有することが、

信頼を築く大きな一歩です。


だからこそ、お客様のパーソナルな

情報をよく聞いて、

この方はどんな生活をされている

のか?を想像する必要があります。


その上で、その方にとって

商品の価値がどのように活きるのか

を伝えることができれば

ぐっと説得力が増しますよね!


商品知識を

「どのように使えるのか」

「どのような未来が手に入るのか」

という視点で伝えることができると、

接客の仕方が変わります。


単なる商品の「説明」なのか、

それとも「提案」なのか。


この「提案」の接客こそが、

深い信頼にもつながり、リピーターを

生むきっかけにもなります。


商品知識を磨くことももちろん

大切ですが、それ以上に


==============

商品を通して、

どんな未来価値を届けられるか

==============


を深く考えることが、販売員として

さらにステージを上げるきっかけと

なるはずです。

Comments


bottom of page